こんにちは、ネットでコーヒー豆を買う時1gいくらか均して各社比較するほど比較が好きなわたなべです。

共働きで働いていると、夫婦それぞれに税金がいくらかかっているのか見えにくいですよね。

片方の収入でそれだけに税金がかかっていればわかりやすいですが、夫婦で働いているとわかりにくいです。

そこで今回、世帯収入500万、800万、1000万、1200万、1500万の場合、どのくらい税金として引かれているのかまとめてみたいと思います。

多分私のように、「収入が上がると税金も増えるんだよね?結局手取り変わらないならあんまり頑張っても・・・」と思うこともあると思いますので、全体像を俯瞰するイメージで参考にしていただけたらと思います。

今回もこちらの税金シミュレーションツールを使って、計算していきたいと思います。

みんなの税ツール @かいけいセブン
https://kaikei7.com/shotokuzei_juuminzei_keisan/(外部サイト)

こちらのシミュレーションツール、色んな控除を加味したシミュレーションができるのでとても細かく試算できますが、今回は各控除は考慮しないとシミュレーションしてみます。

例えば家を買ったら住宅ローン控除が受けられたり、生命保険や医療保険に加入していたらそれらの控除も受けられます。

医療費の控除なんかも含められますが、そういった控除は無しで今回計算してみます。

今回は下記のようなパターンに分けてシミュレーションしたいと思います。

()内の金額は夫と妻の収入(税金計算前)を示しています。

  • パターン1 世帯年収500万(400万と100万)
  • パターン2 世帯年収800万(500万と300万)
  • パターン3 世帯年収1000万(700万と300万)
  • パターン4 世帯年収1200万(700万と500万、900万と300万)
  • パターン5 世帯年収1500万(900万と600万、1200万と300万)

ありそうなパターンを考えて出してみました。

100万の収入はパート、アルバイトくらいのイメージで弾き出しました。

また、300万はそこまで年収の高くない正社員をイメージし、500万は5年〜10年働いた正社員くらいのイメージです。

もちろん業界と会社によりますが、今回は上記のパターンに分けて税金額、収入に対する税金の割合を試算してみたいと思います。

シミュレーションツールに入力した共通設定をまとめておきます。

共通設定

【要点別の入力形式を使用、計算する「年」は2017年、住所「荒川区」、年齢40歳未満、障害者ではない、寡婦/寡夫に該当しない、勤労学生ではない、社会保険料を支払っている「自動」、結婚している、配偶者の年齢40歳未満かつ障害者ではない、扶養している家族・里子等無し、生命保険料支払い無し、地震保険料無し、確定拠出年金無し、ふるさと納税無し、住宅ローン控除無し、医療費控除無し、寄付金等無し】

入力した結果はこんな感じです↓

では上記の設定ができたところで、年収を変えながら税金額をみていきます。

パターン1 世帯年収500万(400万と100万)

世帯収入の見方ですが、シミュレーションツールで設定を入れ、ツールの下の方に行くと、「収入・税額・手取りの一覧表」が表示されます。

それの少し下に行くと「▼ひらく 世帯合算の手取り表」という文字があるので、▼ひらくをクリックすると、配偶者の収入が設定でき、夫婦合算した収入、税額が表示されます。

配偶者の給与額は「結婚している」にチェックした時に金額を入力する枠があるので、その時入れた金額が反映されています。

では400万と100万の収入がある場合の税金がどうなっているのか、入力結果はこちら。

差し引き後の手取りは4,200,341円、収入に対する手取り額の割合は84.1%となりました。

これをスタート地点として、他の金額も見ていきましょう。

パターン2 世帯年収800万(500万と300万)

今度は仮に夫の収入が500万、妻の収入が300万として計算します。(シミュレーション上、性別は関係ないので妻が500万、夫が300万でも問題ないです)

シミュレーション結果がこちら。

差し引き後の手取りは6,281,194円、収入に対する手取り額の割合は78.5%となりました。

パターン1と比べて税金の割合が5.6%増加しました。

パターン1と比較して年収が300万上がったとはいえ、手取りは2,080,853円しか増えていませんね。

続けてパターン3を見てみましょう。

パターン3 世帯年収1000万(700万と300万)

夫の年収700万と妻の年収300万として設定し、計算すると下記のようになりました。

差し引き後の手取りは7,660,810円、収入に対する手取り額の割合は76.7%となりました。

パターン2と比べて1.8%しか税金の割合は増えていません。

どうやら年収500万から800万になる時、ぐぐぐっと税金の割合が増えるようですね。

年収1000万ともなると、ざっと計算しただけで年収の4分の1ほどが税金として引かれるようです。

続いて、さらに年収を上げてみましょう。

パターン4 世帯年収1200万(700万と500万、900万と300万)

このパターンからは夫婦での年収の割合を少し変えて、「700万と500万」と「900万と300万」にしてシミュレーションしてみましょう。

まずは「700万と500万」で合計1200万円のパターンの時の手取り額はこちら。

差し引き後の手取りは9,185,910円、収入に対する手取り額の割合は76.6%となりました。

んん?!

年収1000万の時と比べて税金の割合0.1%しか増えていない?!?!

ちょ、マジすか?

じゃ、じゃあ900万と300万の場合は・・・

差し引き後の手取りは9,019,031円、収入に対する手取り額の割合は75.1%となりました。

先ほどの700万、500万と比較して何が変わるのか見てみると、なんと所得税が3.8%(700万&500万)と6%(900万&300万)と開きがありました。(画像をクリックすると拡大します)

収入が1200万といっても夫婦でも収入の割合によって税金額が多少変わることが見えてきました。

では最後にパターン5を見てみましょう。

パターン5 世帯年収1500万(900万と600万、1200万と300万)

まずは夫900万と妻600万として試算します。

差し引き後の手取りは11,258,239円、収入に対する手取り額の割合は75.0%となりました。

パターン4の2つ目のケース(75.1%)とほど同じような税金の割合となりましたね。

では夫1200万と妻300万ではどうでしょうか?

おっ!税金の割合がまた上がりましたね。

差し引き後の手取りは10,998,381円、収入に対する手取り額の割合は73.4%となりました。

おそらくお互いの収入が均等である方が税金は低くなって、どちらかの給与の割合が高いと税額は多くなる傾向にありそうです。

パターン5の2つのケースを比較してみましょう。(画像をクリックすると拡大します)

やはり夫の年収が1200万の方が所得税8.7%と上がるようです。

まとめ

これまでのシミュレーション結果を表にまとめるとこのようになります。

パターン 世帯年収500万
(400万と100万)
世帯年収800万
(500万と300万)
世帯年収1000万
(700万と300万)
手取りの年収 4,200,341円 6,281,194円 7,660,810円
年収に対する
手取り額の割合
84.1% 78.5% 76.7%
パターン 世帯年収1200万 世帯年収1500万
700万と500万 900万と300万 900万と600万 1200万と300万
手取りの年収 9,185,910円 9,019,031円 11,258,239円 10,998,381円
年収に対する
手取り額の割合
76.6% 75.1% 75.0% 73.4%

収入が上がっていくにつれて税金の割合が上がっていくのが確認できましたが、同じ年収1200万、1500万といっても夫婦で同じような金額を稼いだ方が手取り額が多くなる傾向も見えてきました。

どうしても共働きだと子育てが大変になりますが、出産前、子供成長後に夫婦で働く方が税金は抑えられるのかもしれません。

どちらか一方がめちゃめちゃ仕事するより、夫婦でバランスを取っていく方がいいんだなぁと私は感じました。

皆さんの参考になれば幸いです!

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