2017年の国税庁「民間給与実態統計調査」によると、年収1,500万円〜2,000万円稼いでいる人の割合は男女合算で見たら0.68%、男性だけなら1.03%ほどいるそうです。
意外と多くてびっくりですよね汗
国税庁のデータでは1%もそんなに稼いでいる人がいるらしいですが、そんなにいるのかな?
なんだかちょっと疑わしいデータな気もします。
年収1,500万円稼ぐような人、もしくは家計はどのような生活レベルなのでしょうか?
実際に私がそれくらい給料ももらってるわけではないですが、シミュレーションの精度に自信はありますので、細部までイメージしてみたいと思います!
年収1,500万円は選ばれし者・・・?
どんな仕事をしている人がそのくらいの給料をもらっているか考えてみますと、会社の経営者や自営業、投資で稼いでいる人、50代で会社上層部の人などが思いつきます。
心労が絶えないような仕事をしている人もいれば、うまく仕組みを作って悠々自適な人もいると思います。
1,500万円以上稼ぐ人の生活費って気になりますよね?
そこで今回は、仮に結婚している夫婦で夫一人で1,500万円稼ぎ、子供2人いた場合の生活レベルをリアルにイメージしてみたいと思います。
年収1,500万円で手取りはいくら?
まずはここから入っていきます、このサイト恒例のおすすめシミュレーションサイトを使って、手取額を求めます。
みんなの税ツール @かいけいセブン
https://kaikei7.com/shotokuzei_juuminzei_keisan/(外部サイト)
条件は下記のようにいれていきます。
シミュレーションの結果として、妻がいる夫が人で年収1,500万円稼いでいる場合、手取り額は10,296,640円となります。(あくまでおよその金額)
約470万円も税金ですから驚きです。
その金額を毎月に均してみると、10,296,640円を単純に12ヶ月で割ると858,053円です。
私の想像では、年収1,500万円稼ぐ人の多くは関東圏、東京を中心に生活していると思っています。
ですので、今回は東京都内、最近人気の豊洲あたりでまずはタワマンに住んでみましょう。
住宅情報サイトで豊洲駅から徒歩4分の48階建タワマンの14階の3LDKを発見。(子供が二人いますから3LDKを想定)
85.15平方メートルで、管理費込みの33万円です。
ん〜手取りの3分の1も超えているので、ちょっと高すぎますね。
1億のタワマンを購入したとしてシミュレーションしてみましょう。
豊洲にあるプラウドシティ東雲キャナルマークスあたりが狙い目です。(何)
借入額7,000万円として、下記のように住宅ローンシミュレーションサイトに入力していきます。
住宅保証機構株式会社
https://www.hownes.com/loan/sim/repayment.asp(外部リンク)
住宅ローン金利は、世間でなかなか低金利と言われている信託SBIネット銀行をチョイス。2019年2月現在の金利を参考にして0.5%の変動金利でいきます。
これでシミュレーションした結果がこちら。
毎月返済額が約21万円です。リアルです。
先ほど割り出した毎月の手取り額858,053円(以後85万円とする)から家賃21万円を引いて、残り64万円を生活費に落とし込んでいきます。
私の書いた以前の記事で、手取り60万円で貯金ができないという家庭があるということで生活費を書いた記事があるので、その方の生活費を当てはめてみましょう。
食費7万円、交通費1万円、生活用品1万円、通信費3万円、交際費2万円(夫飲み会費)、娯楽1万円、被服費2万円、医療費5千円、子供用品3万円、光熱費2万円、保険2万円、奨学金返済2万円、子供の貯金2万円、夫小遣い3万円、美容費1万円、合計48万5千円です。
上記の例は生まれたばかりの子供が1人いるということでしたので子供の生活費が入っていませんが、今回のシミュレーションでは2人の子供がいる設定ですので、小学校1年生と3年生くらいにしておきます。
食費、光熱費、2人分の習い事や被服費、子供のお小遣い、娯楽費増加でプラス5万円くらいでしょうか。
先ほどの48万5千円に5万円を足して、53万5千円、64万円から差し引くと10万5千円が余りとなります。(先ほどの生活費に子供の貯金2万円がありましたがそれは除外してます)
では1年でどのくらい貯金ができるかというと、10万5千円×12ヶ月=126万円です。
この貯金額が多いか少ないかは個人の考えによると思いますが、年収1,500万の家庭にしては少ない気がします。
現時点の預貯金がいくらあるかにもよりますが、子供の養育費のことを考えると200〜300万は貯金が欲しいとこではないでしょうか。
今回のシミュレーションの場合、年収の手取り額を12か月で割っていますから、ボーナス分も毎月に振り分けて試算していることになります。
となると、毎月は赤字(ボーナスで何とか貯金できている)という状況でもおかしくありません。
生活費を見直して、切り詰められるところは切り詰めて行かないと子供の学費、自分たちの老後資金が蓄えていけませんので、思ったより注意が必要な生活レベルな気がしました。
年収1,500万円でも生活の仕方で貯金額が左右
あくまで私の勝手なシミュレーションでしたが、そんなに的外れにはなっていないと思っております。
年収が上がっていくにつれて、周囲の人と関わる時に発生する費用やお付き合いの金額がどんどん上がっていくと思いますので、先ほどの生活費より高くても不思議ではありません。
年収1,500万円という一見高額な報酬をもらっていたとしても、生活費を厳しく見なければ足元をすくわれてしまいますので、稼いでいない時から節約癖はつけていくのが必要ではないでしょうか。
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