共働きの場合、銀行口座はどのように管理しているのか?
2つの収入があって、でも家計は1つの場合、どっちの口座から何を支払っていくのが良いの???
私はこの疑問を3年くらい前(2015年)に持って、奥さんとお金を使う際にどこの口座から使うのか相談しました。
ポイントは、お互いの口座のお金が減らないようにすることでした。
その時の話の経緯を書いていきたいと思います。
2つの収入、1つの家計
この記事では夫婦共働きで生計を立てているケースについて話していきます。
※夫だけが働いて妻が専業主婦というケースは当てはまらないかもしれないですが、そこはご承知おきください。
夫婦どちらも働いていると、お互いの給与があって、お互いの口座に給料が振り込まれます。
ですが、食べ物を買ったり、日用消耗品を買ったり、生活雑貨を買ったり、お互い医療保険に入ってたり、夫だけ奨学金の返済があったりごちゃごちゃなわけです。
私の家計の場合、奥さんの方が年上で貯金もあり年収も高くて、どうすりゃええの・・・状態でした。
最初は特に決め事なしでやっていたんですが、そうするとこういう小さな不満が出てきました。
「今月、食品は全部私が払ってるから出費が多いんだけど・・・」
「光熱費の振込、今月はそっちがやっといてよ」
「3万5千円のDVDレコーダー買ったから半分(代金)ちょうだい」
って、微妙な調整が発生して、喧嘩にはならなくてもめんどくさいなぁと思う状況でした。
そこで私たちの場合、何をして解決していったかというと、下記の2ステップです。
ステップ1 毎月の手取りから、毎月の固定費を差し引く
まずは手取り額の把握、これからスタート。
うちの場合、奥さんの方が10万円ほど多いとこからスタートで、次に固定費を洗い出します。
金額は伏せておきますが、夫婦でこんな固定費があります。
夫 | 生命保険、医療保険、奨学金返済、収入保障保険料、老後向けの積立、スマホ代 |
---|---|
妻 | 医療保険、スマホ代、子供の学資保険、保育園料 |
これらはすでに契約済み、手続き済みってことで、改めてどっちかで契約し直すということはしませんでした。
お互いの手取り額から、上記の固定費を差し引くと、まぁ私の方が残り分が少ないね、ってとこに行き着きました。(笑)
ステップ2 共通の支出は何にいくらでてる?
問題なのは、先ほどとは別に出てくる家族共通の支出たちです。
食費、日用消耗品、生活雑貨、家電、アパートの賃料、光熱費、子供の被服費、オムツ代、旅行代などなど
自分たちのお小遣い分はさておき、これらの支出が毎月どのくらいあるのか知る必要があるので、少なくても3ヶ月くらいは上記の支出がそれぞれ幾らかを記録していきました。
見えてきたその金額を、均してお互いが分担を決めて支払っていくのではなく、お互いの毎月の収支がマイナスにならないように分散しました。
奥さんの方が収入は多いのでアパートの賃料、光熱費は奥さんのクレジットで決済し、食費、日用消耗品も基本的には奥さんが支払うことにしました。
そうすることで、それぞれの毎月の手取り残額が同じくらいになるので、そこからお互いのお小遣いを使っていきました。
その他の生活雑貨、子供の被服費、オムツ代などの不定期でちょこちょこでるような支出は、どっちが担当ということを決めず、気づいた時にどっちかが払うということにしました。
大きくお金を使う家電、家具、旅行は支出発生時にお互いが半分ずつ支出するようにし、分散しました。
結果的に、2人の銀行口座を何か操作することなく、うまく分散することができました。
ボーナスが入った時は?
ボーナスが入った時、これはまた二人で話し合う必要がありますが、自分で持っている別口座に移す方が私は良いと思います。
例えばUFJで普段の給料振込、生活費の支払いを行なっているとしたら、ゆうちょ銀行でボーナスの管理をするのが良いということです。
なぜなら、全てが同じ口座になってしまうとたとえその月の支出が多いとしても「まだたくさん入ってる」と感じて、使ってしまいます。本当に。
残高が多く表示されれば誰しも気持ちの良いもので「ナンカカイタイ(何か買いたい)」という気持ちがふつふつと湧いてきます。
ボーナスはボーナスで別口座に移し、夫婦で将来のために使うか、ご褒美として使うのが良いでしょう。
ちなみに児童手当は?
2018年現在、小さな子供がいる家庭は毎月児童手当が振り込まれると思いますが、それは扶養している夫か妻の使っていない銀行口座を子供用として準備して、そこに入れとくのが良いと思います。
普段使いの口座として混ぜたら使ってしまいますし、ボーナスと一緒にしても使いかねません
あくまで子供の養育費として支給されていますので、子供用として取っとくのが子供にとって良いと思います。
習い事したり、私立系の学校に進んだりすればいくらでもお金はかかりますから、いくらあっても良いですよね。
間違っても毎月の手取り額に含ませてはいけません。
これは長い付き合いのファイナンシャルプランナーも再三再四私に忠告していることですが、自分達の普段の口座に振り込まれるようにしたら「手取りが増えた」と錯覚して、ろくにたまらず子供に使いたい時に使えません。
それだけは全く別の口座に振り込まれるよう用意しておきましょう。
結論
支払い担当を決めずに、手取りと支出を洗い出さないでやって”マイナスになる”と何かしら不平不満が出てきます。
口座から毎月じわじわお金が減っていくと気が付いた瞬間、ぞわぞわってしますよね。
そうなると、相手に払って欲しいと思うようになりますので、毎月の収支がマイナスにならないことを一番に気をつけるべきだと私は思ってます。
そのためには、手取りと支出の洗い出し、メイン支払いの担当を決めることが必要になってきます。
一つの収入しかなく、そこから使っていくだけならそういった手間はないのですが、二人で働いている以上、こういった問題は出てきますので、夫婦で給料の入る口座を持っている家庭はこの考え方を参考にしてみてください。
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そこで、子供と遊ぶ時間を維持しながらでもできる収入アップの方法をご紹介いたします。外出しなくてもできるので私も実践している方法です。詳しい内容についてはこちらの記事へどうぞ。