家庭の収入が1,000万と言っても実は一人で1,000万円稼ぐのと、二人で1,000万円稼ぐのとでは手取額に差が出るのをご存知でしょうか?
500万円ずつということもあれば、夫が700万円と妻300万円、夫が900万円で妻100万円ということもありますよね。
今回は、年収1,000万円を4つのパターンでシミュレーションし、税金のかかり方と手取額の違いを見てみたいと思います。
具体的にシミュレーションできるツールを使って、面白い結果となっていますのでぜひ最後まで見てみてください!
一人で働くのと二人で働く
今回、下記の4パターンでシミュレーションしました。
- 一人で1,000万円
- 900万円と100万円
- 700万円と300万円
- 500万円と500万円
住民税や社会保険料等を計算する上で、非常に細かくシミュレーションできるサイトがありますので、そちらを使っていきたいと思います。
こちらのサイト(パソコンで見ることを推奨)
https://kaikei7.com/shotokuzei_juuminzei_keisan/(外部サイト)
こちらのサイトを活用させてもらって、それぞれパラメータを変えてシミュレーションしてみます。
共通設定
【計算する「年」は2017年、住所「荒川区」、年齢40歳未満、障害者ではない、寡婦/寡夫に該当しない、勤労学生ではない、社会保険料を支払っている「自動」、結婚している、配偶者の年齢40歳未満かつ障害者ではない、扶養している家族無し、生命保険料など控除対象となりうるものは除外】
それ以外のパラメータはパターンごとに分けていきましょう。
一人で1,000万円
まず、最も税金がかかるであろう、一人で1,000万円稼いでいるとどのくらいの手取りになるのか見てみましょう。
まともなリーマンで年収1,000万円はいくのは、結構年齢いってたり、優秀な営業マンあたりじゃないと得られないような年収です。
帰りが遅かったり、付き合いが多かったり何かと出費が多いリーマンではないでしょうか。
パラメータ【給料1,000万、配偶者の収入無し】
シミュレーションの結果、手取り額は7,444,899円となりました。
年収1,000万円といっても、約4分の1にあたる250万円もひかれるんですね。
年収1,000万円に対する手取り額の比率は74.4%となっています。
これをベースとして、他の3パターンを見ていきましょう。
夫900万円と妻100万円
続いて900万円と100万円です。
これは旦那さんが結構稼いでいるとリーマンで、奥さんがパートというシミュレーションです。
パラメータ【給料900万、配偶者の収入100万円(個人事業に専従していない)】
この場合では、家庭の手取り額の合計がいくらになるかというと、7,750,927円となります。
年収1,000万円に対する手取り額の比率は77.5%となっています。
先ほどの一人で年収1,000万円だった時と比べて、306,028円も手取りが多い結果となりました。
なかなか面白い結果となりましたね。どんどんいきましょう。
夫700万円と妻300万円
次に700万円と300万円です。
これは優秀なリーマンと、正社員のOLというシミュレーションです。
パラメータ【給料700万、配偶者の収入300万円(個人事業に専従していない)】
結果はどうなったかというと、手取り額7,663,867円となりました。
年収1,000万円に対する手取り額の比率は76.7%となっています。
先ほどの900万円と100万円のケースと比較して、少し手取り額が落ちた結果となりました。
どうしてそのようになったのか中身を比較して見てみると、家計の所得税と住民税の支払額は下がるものの、社会保険料がグーンと上がっていますね。
奥さんは奥さんで自分で社会保険料を支払うことになるため、900万100万のシミュレーションと比較して社会保険料が増えているようですね。
500万円と500万円
最後にお互い500万円ずつですが、これは同じ会社でほぼ同じ年齢で結婚した夫婦をシミュレーションしてみました。
パラメータ【給料500万、配偶者の収入500万円(個人事業に専従していない)】
結果、家庭の手取り額は7,809,316円!!
年収1,000万円に対する手取り額の比率はシミュレーションの中で最大の78.0%となりました。
一人で年収1,000万円のパターンと比較して、364,417円も手取り額が多い結果となりました。
一人で年収1,000万円の時にかかる所得税の額が半端じゃないですね。
まとめ
4つの結果を表にまとめてみると、このような結果となります。
パターン | 一人で1,000万 | 900万,100万 | 700万,300万 | 500万,500万 |
---|---|---|---|---|
所得税 | 755,000円 | 581,600円 | 374,800円 | 285,000円 |
住民税 | 596,000円 | 511,000円 | 494,000円 | 489,000円 |
社会保険料 | 1,204,101円 | 1,156,473円 | 1,467,333円 | 1,416,684円 |
引かれる額合計 | 2,555,101円 | 2,249,073円 | 2,336,133円 | 2,190,684円 |
手取り額 | 7,444,899円 | 7,750,927円 | 7,663,867円 | 7,809,316円 |
年収に対する手取り額の割合 | 74.4% | 77.5% | 76.7% | 78.0% |
手取り額がもっとも多いのは、夫婦共に年収500万ずつあるパターンとなりました。
所得税にかなり差が出ることがわかりましたので、やはり一人で高収入より二人で収入がある方が手取り額が多くなるということですね。
上記のシミュレーションでは生命保険、住宅ローン控除などを除外してシミュレーションしてみましたが、別の機会にまたシミュレーションしてみたいと思います。
生命保険料、住宅ローンは払っているという家庭が多いと思いますので、それらを加えたパターンでまた試算してみたいと思います!
ほんのり期待していてください!(笑)
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